キャッシングの無利息サービスはお得って本当?

消費者金融会社のキャッシングでは【30日間無利息】など利用を促進するキャンペーンがありますが、仕組みをきちんと理解できてない人も多いはずです。このため、利用する前に本当にお得になるか確かめ、最適な会社を選ぶようにしないといけません。

この記事では無利息期間の仕組みを解説し、お得に利用するコツや注意点などを検証していきます。キャッシングを少しでもお得に利用したい場合はこの記事を参考に、その恩恵を受けるようにしてみてください。

無利息期間の設定には条件がある

無利息期間は会社によって設定する期間が異なり、また適用される条件も変わってきます。一例として【30日間】の場合は【1ヶ月】と同じだと考えますが、4月などの場合はそうですが1月は31日までありますが2月は28日までと短く日付は一致していません。

また、「無利息期間」が「起算される」日も会社によって異なり、「契約日」もあれば「初回借入日」もあります。このため、ホームページまたは契約書で確認し、利息が発生し始めるタイミングを正確に把握することが重要です。

基本的に、無利息期間が適用される条件は「初回」に限られ、一度解約をして再度契約をし直した場合はどうなるか気になるところです。この場合は会社の契約の条件に定められた内容によって異なり、曖昧であれば会社に問い合わせる必要があります。「初めて契約されるお客様」の場合は過去に契約があり解約しても履歴が残り、却下されることになります。「なんどでも無利息」の場合は適用されるケースもありますが、過去に契約した経験があれば除外されていることも多いです。

無利息期間内で返済日が来た場合は?

返済日は無利息期間に関係なく約定日になるため、来た場合はその時点で請求された金額を支払う必要があります。この場合に滞納した場合は翌日から利息が発生し、無利息期間が残っていても強制的に打ち切りになる仕組みです。

返済日の決め方は会社によって異なりますが、「毎月25日」や「35日ごと」と2つのタイプがあります。支払い方法は会社によって選択肢が変わりますが、基本的に銀行口座引き落としの場合は毎月決められた日に行います。日の選び方は自由に設定できるなら給料日の直後にすると払い忘れを防げますが、そのあとの期間が長く余剰資金が少なくならないようにすることが大事です。

無利息期間を設定する要因は?

消費者金融会社のキャッシングの年利は18.0%と高めになり、その利息を得ることで利益を出しています。無利息期間はあくまでも新規の利用者を獲得することを狙いとして考え、初回に限定してお得に使えるようにする傾向が強いです。消費者金融会社は審査に通りやすく利用者を増やしやすいため、他社よりも使いやすいとアピールするために無利息キャンペーンを行っています。

最近ではCMや広告などで有名人を起用し、身近にお金を借りられる方法としてアピールしています。このため、抵抗感を下げて気軽に利用してもらいたいという狙いもあり、少しでもお得に使えるようにしていると言えそうです。消費者金融会社は会社が多く業界内での競争が激しくなり、契約者を増やして利息で利益を確保しようという作戦があります。

返済額と返済期間をきちんと検討することが大事

消費者金融会社のキャッシングは初回の利用者に対して利用限度額は極めて少なく、収入が多くてもあえて希望額より低くする傾向があります。なぜなら、いきなり多くの限度額を設定すると金銭感覚を麻痺して使いすぎると考え、貸し倒れのリスクを下げるためです。また、無利息期間に一気に多額の利用があれば会社に利益がまったく出なくなり、利用限度額は10万円程度が多くなります。

無利息期間は30日間であればその期間内に利用して返せば利息が発生しませんが、1日でもすぎるとかかってきます。消費者金融会社のキャッシングの年利は18%が適用されることが多いですが、10万円を借りたとしても無利息期間が終了するまでにかかる利息はそれほど多くはありません。しかし、期間が終了して1回あたりに支払う金額を少なくすると期間が長くなり、総額も増えてその恩恵を受けにくくなります。

無利息期間はあまりあてにしないようにしよう

消費者金融会社を選ぶポイントとして無利息期間を考える人が多いですが、その恩恵を受けるようにしなければ意味をなさなくなります。返済金額の総額は借りた金額と返す金額によって総額や期間も変化し、多くなれば無利息期間の恩恵を受けにくくなるため注意が必要です。恩恵を受ける場合は一括返済ができれば無利息期間終了から約定日までの期間だけになり、それほど多くはないため効果があります。

まとめ

無利息期間は消費者金融会社が利用者を増やすためにアピールする武器になっていますが、短期間で返済が完了しないと無意味になります。また、期間が適用されるタイミングや条件が変わってくるため、申し込む前に確かめ金銭計画を立てることが大事です。

また、期間が終了すると通常通りの利息がかかることや、初回の利用限度額が低く恩恵を受ける金額は少ないです。また、無利息期間の間に約定日が来ると支払う必要があり、しないとこの時点で無利息期間が強制的に打ち切られ損をすることになります。