カードローンを利用するときは返済が正常に行われないと罰則があり、どのようになるか気になるものです。返済が遅れると延滞として扱われ、最初は会社や金融機関から催促が行われます。
催促の時点では影響は出ませんが、その後の対応によって変わってくるためこの記事では注意点を解説します。返済が遅れるとどのようになるか知りたい人は参考にすると危機感を持てるため、利用する前に確かめて申し込むようにしてみてください。
返済が遅れるとどうなるのか？
返済日が遅れたときは催促の電話があり、その時点で支払えば問題はありません。しかし、電話に出なかった時や何もしなかった場合は自宅や勤務先に督促状が届き、家族や周囲の人に内緒で利用していた場合は判明するきっかけになります。その後は催促状が内容証明郵便で送られてくることになり、この時点になると猶予の余地はないと考えないといけません。
返済が遅れる状況は人それぞれですが、催促の電話の時点で引き落とし口座の残高不足や払い忘れなどに気がつくこともあります。しかし、ここで請求金額を準備できない場合はきちんと伝えると最適な方法を提案してくれるため、したがって次回からしないようにすると安心です。このため、くれぐれも故意に払わないようにする行為をせず、支払うよう努力する必要があります。
延滞の扱いになるタイミングとは？
延滞の扱いになるタイミングは支払いが遅れてすぐではなく、ある程度の期間が経過して何も対応しなかった場合になります。「遅延」や「返済遅れ」として信用情報機関に登録されることになりますが、この名前で呼ばれる期間は返済日の翌日から60日以内です。しかし、61日または3ヶ月以上になると「延滞」に変わり、ペナルティが発生することになります。
返済の遅れはミスなどであるためある程度の期間内であれば支払えば問題はありませんが、連続すると延滞に変わるケースもあります。このため、返済日にお金が足りなくて支払えないと分かっていれば事前に連絡を行い、払う努力をすればこのような状況を防げて効果的です。
延滞のペナルティは以下のものがある
基本的に延滞をすれば2つのペナルティがあり、「遅延損害金」と「ブラックリスト入り」です。これらのペナルティは延滞として扱われる前に返せばならないため、支払えない状況であればすみやかに会社や金融機関と相談して指示にしたがうと安心できます。しかし、一度でもなってしまうとキャッシングやローンの審査に通りにくくなり、今後の人生に多大な影響を及ぼすことになり避けることが大事です。
【遅延損害金】は通常の金利とは別に返済日の翌日から発生し、利息が大きく増えやすくなります。また、一般の通常の金利よりも高く設定され、先に伸ばせば返済金額の総額が増える仕組みです。このため、次回の約定返済日まで待てば日によって利息が増えるため、1日でも早く返すようにしないと損をすることになります。
カードローンの中には【遅延損害金】の規定がない場合もありますが、なるべく早く返すようにすることが大事です。そのほか、延滞損害金のほかに事務手数料を設けている金融機関もあり、延滞に変わると余分に負担する金額も増えます。このため、利用する前に延滞に変わったときの損害金が多くなることを理解し、計画的に使って返せるように考えることが重要です。
【ブラックリスト入り】は信用情報機関に金融事故の情報が登録された状態になり、別のカードローンやキャッシングに申し込めば審査に通らなくなります。このため、いざというときにお金を借りられなくなり、このような状態にならないようにすることが大事です。最近では「ブラックOK」などのうたい文句で申し込みをしやすいカードローンもありますが、ブラックとはブラックリスト入りのことになります。また、「ブラックOK」の場合はヤミ金の可能性もあり、実際に申し込めば審査に通るものの法外な利息を設定しているため注意が必要です。
延滞を防ぐ方法とは
延滞をすると今後の人生や生活に支障をきたすこともあり、絶対にならないようにする必要があります。返済が遅れそうになる場面は予定どおりの収入が入らないなど人それぞれですが、そのときに考える内容によって大きく変わるものです。
この場合は利用しているカードローンの会社や金融機関に連絡し、担当者と相談すると最適な方法を提案してくれます。提案する内容は状況によりますが、返済計画の見直しや利息だけ返すように言われることが多いです。それでも不可能な場合は借り換えやおまとめローンなどの選択肢もありますが、債務整理を勧められた場合は最終手段になり今後の生活にも多大な影響が出るため慎重に考える必要があります。
まとめ
返済が遅れる場合は延滞になるとペナルティがあり、絶対に避けるように返す努力をする必要があります。延滞をすると信用情報機関に金融事故の情報が登録され、ローンやクレジットカードの審査に通らなくなるため注意が必要です。
返済が遅れた場合は自身のミスであれば繰り返さないよう計画を立て、期日までに返すようにすると効果的です。延滞として記録されると取り返しがつかないことになるため、催促の電話があれば絶対に出て支払う意思があることを伝えると無理がない方法を提案してもらえます。