カードローンを選ぶときは数が多く、初めての場合はどのように決めるのか悩むものです。選ぶポイントは知名度や大手の会社であれば安心だと考えがちですが、実際には自分自身に合っているか確かめて決めないといけません。
この記事では比べる項目や審査の通りやすさなどを紹介し、初心者に役に立つよう解説していきます。利用する前にこの記事を参考に、安心して使える商品を探すようにしてみてください。
危険な業者を確かめよう
カードローンの特徴は担保や保証人が不要であり、お金が必要なときに気軽に申し込めます。それゆえに危険な業者も少なからず存在し、絶対に利用しないようにすることが大事です。
危険な業者の特徴は「誰でも借りられる」ことをうたい文句にする傾向があり、「審査不要」や「ブラックOK」などのキーワードがあればその可能性が高いです。カードローンは申し込めば必ず審査があり、返済能力がなければ利用できなくなっています。そのほか、「複数の借り入れがあっても良い」とアピールすると総量規制の金額を超えてしまい、挙げ句の果てには返せなくなることも多いです。
「登録会社です」と詐称していることもありますが、貸金業者として登録されていればネット検索をすると必ず名前が記録されています。しかし、なければ間違いなく未登録業者のため、一切のコンタクトを取らないようにすることが大事です。
比較する項目を確かめよう
カードローンの情報はインターネットで調べると比較サイトがあり、その数も多くなります。このため、それぞれの項目をきちんと理解してから比べ、今後の生活に合わせて使えるように決めることが大事です。
まずは「実質年利」になり、3.0~18.0%などの数字が表記されています。幅がある原因は借入可能額に応じて変動するためで、比較する場合は「上限金利」にすることが大事です。上限金利は利用可能額が少ないと適用されますが、初心者の場合は高い確率でなります。
一方の「下限金利」は利用可能額が最大になると設定されますが、初心者の場合は絶対にありえない数字です。このため、比較するときは参考程度だと考え、利用した金額に対し金利分の利息が付くと認識する必要があります。また、銀行カードローンよりも低い金利になりますが、あくまでもベテランになりそれ相応の収入を確保できた場合の話です。
次に、「最高借入限度額」になり、金融機関は信用できる利用者を優遇する傾向があります。このため、収入が多く信用状況が良ければ利用可能額も上がりますが、初心者では実績がなく少ない金額になる可能性が高いです。上限金額になると実質年利も低く利息が増えにくくて便利ですが、その条件を満たすことは極めて難しいです。
このため、希望額を敢えて少なくして返済を続け、ある程度の実績を積むようにすると金融機関から信用されやすいです。増額をするときはある程度の実績を積めば金融機関から案内され、希望額に設定するとスムーズに増やせます。また、利用可能額が多すぎると自分のお金だと考えて金銭感覚を麻痺しやすく、返せなくなり後悔をすることになります。
次に「審査と融資までにかかる時間」になり、消費者金融会社では「即日融資」とアピールしていますが必ずしもすぐに審査結果が出るわけではありません。審査を受けるためには必要書類を準備することが求められ、事前に確かめて計画を立てることが大事です。基本的に消費者金融会社は審査にかかる時間は短めですが、銀行や信販会社になると長くなる傾向があります。
お金が急に必要な場面は多いですが、いざというときに困らないようにするためには審査と融資の流れを確かめることが大事です。また、必要書類を揃えて申込書に記入する場合にも不備があれば長くなることや審査落ちになる可能性もあり、他社借入をしていれば金額を正確に把握する必要があります。
その他の項目は?
主な項目は以上の3つですが、ほかにも「無利息期間」「無人契約機」「自社ATM」「提携コンビニATM」「返済手数料」があります。これらの項目は利用しやすい会社を探すために決め手になり、参考にして選ぶと便利です。利用する際には返済の方法や手段、月々の最低返済額もあり、利息をなるべく増やさないよう工夫すると有意義に使えます。
審査の通りやすさ
審査の基準は消費者金融会社が低く、信販系、銀行の順になりますが、あくまでも条件を満たしている場合に限られます。一方、消費者金融会社には大手と中小があり、後者のほうが相談しやすいですが数が限られ注意が必要です。クレジットカードで利用している信販会社や給与の振り込みなどで利用している銀行で申し込むと審査がスムーズにでき、有利になるケースもあります。
優先的にチェックする項目は?
チェックをする項目は必要な時期や金額、今後の収入の状況に合わせ、安心して返せるようにすることが望ましいです。また、期限を決めれば審査時間を確かめて申し込め、お金がなくて困ることを防げて安心できます。
まとめ
カードローンを選ぶときは比較する項目が多いですが、きちんと確かめないと失敗することになります。利用するときは審査に通れば良いわけでなく、滞納せずにきちんと返せるようにしないといけません。
金利は利息の計算をするため重要で、借入額が多く期間が長くなると利息の増え方に響いてきます。また、審査の基準やかかる時間も重要で、必要なタイミングに間に合うようにすることが望ましいです。