カードローンを利用するときは複数の返済方法がありますが、どのように選べばいいか悩むことも多いものです。返済方法には種類ごとに仕組みや総額が変わってくるため、少しでも安くなるようにしないといけません。
返済方法を選ぶときは「方法」ではなく「手段」が重要になり、きちんと検討する必要があります。カードローンはただ単に利用して返すことだけでなく、余分な出費が増えないようにするように考えましょう。
返済の種類を確かめよう
返済には手段と種類があり、手順を決めて失敗をしないようにする必要があります。返済の種類は「約定返済」と「随時返済」の2つがあり、手段を考える前に理解すると金銭計画を立てやすいです。「約定返済」は「月々の返済」を意味し、指定した日に借入残高に応じて返します。「随時返済」はボーナスが入るなどお金に余裕があれば追加で行い、元本を少なくするように考えると効果的です。
「約定返済」は金融機関ごとに設定期間があり、期間外であれば別の月の「随時返済」として扱われることになります。このため、「約定返済」の支払日が来ると銀行口座から引き落とされていることもあり、返済計画を立ててから利用することが重要です。この場合に口座残高不足になり引き落とされないと滞納扱いになり、信用情報機関に記録されてしまうこともあります。
場所を問わない決済の手段は何があるのか？
場所を問わない返済方法は2つあり、ネットバンキングと口座振替になります。この場合はわざわざ店や銀行などに行かずに手続きができ、忙しい場合にも忘れにくい方法です。
ネットバンキングはパソコンやスマートフォンから金融機関にログインし、時間や場所の制約を受けずに手続きができます。手続きの方法は返済画面から行うため、リアルタイムに状況を確認できて便利です。しかし、利用するためには事前にネットバンキングの利用手続きを済ませ、思い立てばすぐに操作ができるようにする必要があります。
口座振替は利用者自身が指定する銀行口座から指定日に自動的にお金を引き落とし、返済金額として利用する仕組みです。この場合は他人名義の銀行口座は受け付けていないため、自身のものを準備する必要があります。この方法は返済を忘れずにできて便利ですが、口座残高が不足していると引き落としがされずに延滞として扱われるため注意が必要です。
移動が必要な返済の手段とは？
返済する場所まで移動しないと行けない方法は3つあり、ATM、銀行振込、窓口です。この場合はわざわざ行かないといけないため、時間に余裕がないと厳しいと言えます。
ATMは3つのタイプがあり、自社、提携銀行、コンビニがあります。どのタイプでも全国各地にあり、行きやすい場所を選ぶと便利です。
銀行振込は銀行から金融機関が指定する返済専用口座に振り込む方法になり、2つの選択肢があります。1つ目は銀行の窓口に依頼する方法になり、ATMの操作に不安があれば最適です。2つ目は自分自身で銀行ATMの操作を行い、慣れればスムーズにできます。
窓口は金融機関の窓口に直接出向くため、営業時間内でなければ受け付けていないことや利用者が多いと待たされることもあります。しかし、インターネットやATMの操作に慣れていないと代行してもらえて安心ですが、近年では手数料がかかるようになりなるべく避けることが望ましいです。
うまく使い分けるコツ
カードローンの返済を行うときは利用する金融機関によって取り扱う内容が変わってくるため、事前に確認してから最適な方法を決めないといけません。「約定返済」は必ず支払う必要があり、給料日の直後に引き落としてもらうようにすると忘れることがなくて安心できます。ただし、予定どおりに給料が入らないこともあるため、事前に請求される金額を確かめて不足しないようにすることが大事です。
返済金額を計算するときは手数料がかかると余分な出費になり、できる限り発生しないようにすることが望ましいです。このため、約定返済を口座振替にすると手数料が不要になり、随時返済ではネットバンキングを利用するとスムーズにできます。随時返済は資金に余裕があれば元本を減らせて便利ですが、無理をしすぎると日常生活に支障をきたすため逆効果です。
また、銀行ATMや窓口を使うときは営業時間を確かめ、利用できなくて困らないようにすることが大事です。また、仕事が忙しいと銀行のATMや窓口で振り込むことは難しく、口座振替やネットバンキングを利用すると安心できます。しかし、払い忘れると滞納履歴が記録されることになり、口座振替をする際にはほかのサービスと共用していれば重ならないように日時を決めなければいけません。
まとめ
カードローンの返済手段や種類は好みに合わせて選べますが、滞納をしないことを優先して決める必要があります。滞納をした場合は信用情報機関に記録され、ローンの審査に落ちやすくなりやすいです。
返済方法を選ぶときは手数料がなるべくかからないようにするとお得になり、約定返済だけでなく随時返済をすると効果的です。しかし、滞納をしないよう口座残高を確かめ、多忙な場合は手間がかからないように口座振替やネットバンキングをすると安心できます。